過去メルマガの転載です。もしお役にたちましたら幸いです。
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今回のメルマガ内容は
ちょっと過激です。あえて過激に
しています。あなたの印象に残り
問題への提議となり
少しでも、先を考えられるように、、、、以上、ご理解の上
お読みください。先日、
メルマガや執筆のために
ある裁判の原文資料を
読んでいました。(私は多くの場合、原文を読んでいます)
そこで、
社員が自分がメンタルな病気なのに
会社には言わなかったので
会社はケア(安全配慮義務)できなかったということに関して
「会社はしっかりやっているのに
社員の方に原因があったんじゃない!?」
的な、裁判での産業医意見書を
発見しました。興味深く読ませていただきました!
深謝です。ただ、その産業医意見書を
産業医の私が読む限りこの産業医、
そこまでしかやっていないなら
不足すぎじゃない!?と感じました。
その産業意見書の内容は、
1:うちの事業所はしっかりやっている
・全企業的に厚生労働省の指針より前からメンタル支援、復職支援をしている
・全国の水準以上である2:業務起因性ではない
・休職(業務から離れて)して9年以上経っても治っていない点を指摘3:主治医の診断治療に疑問
・メンタルな病気を疑っても、フィジカルの病気は除外すべきだが、初診時にやっていない
・国際分類による診断等をしていない4:産業医にも隠していたのではお手上げ
・メンタルな病気は本人が隠せば、産業医にもわかりにくい
・会社所定の健康診断を受診した際、「頭痛がする」、「よく眠れない」等の自覚症状を訴えていたが、これは誰でも自覚する類のものである私が、
簡単にまとめるとこんな感じです。
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〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜私は、産業医としていつも
「中立」で「独立」
していたいと思っています。そのポリシーを持って
この産業医意見書に意見したいと思います。1:うちの事業所はしっかりやっている
→ご立派です。
ただ、全国規模の会社として、そのような制度を導入していても、
この事業所でそれができていたかは、『?』です。
むしろ、全国水準以上のことができていないから
このようになったのでは、、、、2:業務起因性ではない
・休職(業務から離れて)して9年以上経っても治っていない点を指摘
→病気の原因は、時と場合によって変わるものです。
例えば、別居が原因でうつ病になった人が、
仕事の効率が落ちてしまい、
仕事に追われる日々になっていて
別居が解消(元サヤにおさまる)しても、
仕事に追われる日々が原因で
病気が治らないことも想像できますね。何かが原因でメンタルな病気になった人が
次は、経済的なこととを思い悩み、
またまた、親の介護も合わさって
病気が治らないこともあります。少なくても、業務から離れても治らないから
業務起因性ではない、という理論は違うと思います。そんなケース、私、多々経験していますけど、、、、
3:主治医の診断治療に疑問
・メンタルな病気を疑っても、フィジカルの病気は除外すべきだが、初診時にやっていない
・国際分類による診断等をしていないもし、この主治医の診断や治療に疑問を思うなら
私は、産業医として、
クライエント社員には、ベストな(ベターな)医療を受けて欲しいと
思いますので、セカンドオピニオンをすすめたり
他の検査、治療の可能性を伝えます。意見書に書いていないということは
多分、この産業医の先生、そこまではやっていませんね。私は、休職開始して半年以上経っても
全く改善の傾向が見られない社員には
セカンドオピニオンや主治医の変更、他の医者にかかることなど
を伝えています。
(複数回)それまでの間に、
そのようなことを言っても大丈夫なような
信頼関係の構築を目指しています。4:産業医にも隠していたのではお手上げ
→同意です。
産業医の訪問回数や企業にさける時間が限られている中、
非協力的な場合は、しっかり対処できません。
それは私も感じます。だからこそ、できるものは何か?
どうしたらいいのか?答えはすぐには出てきませんが、
考えなくては始まらないこともあります。そう考え、自分のスタイル、ポリシーを
見直すいいきっかけになりました。深謝です。。。
ついでに、お読みいただけますと光栄です。
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