第3回総勉強会 受賞者の皆さんをご紹介します。
日本ストレスチェック協会の総勉強会では、規定の期間内に最も活躍したファシリテーター(MVP)と特別賞を表彰しております。
MVPはファシリテーターからの推薦により決定しています。今回の特別賞は、新人賞や最優秀貢献賞などの新たな枠を設け、最もふさわしい方に表彰をいたしました!
今回はコロナウイルス感染防止のため、オンラインでの表彰式となりましたが、受賞された皆さま、本当におめでとうございます!
受賞の感想や今後の抱負などをお伺いしました。
日本ストレスチェック協会
2019年度MVP FT
MVPを受賞
中村智子さん
→学び成長し必要としている人に届く講座を開催していきたいと思います
各賞を受賞されたFTの皆様
MVP
◇中村智子さん ストレスは何も働く人々だけの問題ではありません。
【受賞の感想】
受賞、しかも「MVP」の一報を聞き、大相撲初場所で幕尻優勝を果たした徳勝龍のインタビューと同じ言葉が頭をよぎりました。
「わたしでいいんですか?」
初台での講座の集客が難しく中止が続く中で、こんな私が受賞していいのかしらん、というのが率直な気持ちですが、FT仲間の皆さんのお気持ちをありがたく受け止めたいと思います。
ストレスマネジメントファシリテーターとして活動を始めてまもなく、「ストレスに対する3つの表現形式」を伝えながら、働く人は職場の人に気づいてもらえる機会があるけど、専業主婦の場合は誰かに気づいてもらえるんだろうか、と思うようになりました。ちょうどそのころ、学生時代の友人が亡くなりました。直接の原因は乳がんでしたが重い鬱で何年も苦しんでいました。
ストレスは何も働く人々だけの問題ではない。専業主婦にも、高齢者も、子どもだってうまくストレスとつきあっていける7つの習慣を学ぶべき、伝えていくべきではないか。私がやるのはそこなのでは、と思っています。
2019年はママのための講座開催(事務局の皆さんには取材だけでなく受講もしていただき大変お世話になりました)。いよいよKidsのストレスマネジメント講座も始まり、さっそく児童館スタッフに伝えることもできましたが、養成講座で学んでいるはずなのに、いざとなるとうまく言葉が出なかったり、伝えきれてないと思うことが本当に多く、まだまだと感じています。でも、協会には学びの場があり、共に学ぶ仲間もいます。今年はオブザーバーとして来てもらったり、参加したりが多い年でもありました。これからもファシリテーターの皆さんとともに学び成長し必要としている人に届く講座を開催していきたいと思います。
新人賞
◇平山博登さん 多くの社員にストレスとうまく付き合ってもらいたい
【受賞の感想】
多くの方が学ばれ、それぞれご活躍されている中で、栄えある新人賞をいただき、「この年齢で!?」と自分でも突っ込みながら、驚くと共に今回の受賞を支えて頂きました皆様には大変感謝申し上げます。
【多数の講座を開催する際の苦労点、工夫など】
多くの社員にストレスとうまく付き合ってもらいたいという思いで学び、各種会議や研修の場で「社長講話」の中で取り込んで話をしています。
そのような意味で、まずは聞く側が耳を傾けてくれる環境にあるため、とてもやり易い反面、講話の限られた時間ではすべてを話すことが出来ず、ワークも入れられません。
工夫したのは、第1回目に「3つの習慣」を説明し、時間が空いて開催される研修で、前回の復習を簡単に振り返り「7つの習慣」としてお話し出来たことにより、より社員の皆さんに定着が図られたのではないかと考えております。
【今後の抱負、または活動の目標】
今後は、社員以外の皆さんにお話し出来るように、スキルアップを図ってまいりたいと考えています。それから「みる・きく・はなす技術」については、まだ取り組んでいなかったことから、令和2年度は最初の社員の研修で取り組んで、より内容のブラッシュアップも含めて努力していきたいと考えています。もちろん社員以外にも展開していきます。
→平山さんのプロフィールはこちらです
敢闘賞・最多講座開催賞
◇川原和代さん これからも、たくさんの企業さんへお勧めしていきたい
【受賞の感想】
最多講座開催賞を頂きましてありがとうございます。EAPの会社をしていますので、「不安とストレスに悩まない7つの習慣」と「みる・きく・はなす技術」は企業様への研修のご提案にとても魅力ある内容だと自信をもってお勧めしています。
これからも、たくさんの企業さんへお勧めしていきたいと思っています。
【多数の講座を開催する際の苦労点、工夫など】
一般の方々が興味を持って来ていただく開催とは違って、企業や組織からの受動的な講座参加ですので、中には目的がなくその場にいらっしゃる方もいて、なかなかそういう方々を研修に引き込んでいくことは大変なことだと感じています。だからこそ、終わった後のシェアシートは毎回真剣に読ませていただいています。今後も少しでも来てよかったと思って下さる様に個々にあった研修を展開していきたいと思います。
【今後の抱負、または活動の目標】
企業様へのアプローチだけではなく、地域の方々や、ご年配の方々、子育て中の方々に対してもっと積極的に講座展開をと考えています。そして、キッズストレスマネジメント講座に関しましては幼稚園、保育園へのアプローチからの開催を行っていきたいと思います。
今後ともよろしくお願い致します。
→川原さんのプロフィールはこちらです
敢闘賞・最多人数動員賞
◇手島美和さん 笑っていただきながら楽しく学んでいただくことを心がけています
【受賞の感想】
受賞の連絡をいただき、とても驚きました。
前回に続き賞を頂き、ただただ嬉しい気持ちでいっぱいでした。
多数の講座を開催する際の苦労点、工夫など
「最多人数動員賞」をいただきました。
私は講座開催回数は、他のFTのみなさんに較べて少ないかもしれません。
沢山の方に協会の活動を知っていただいたことが受賞に繋がっているのでしたら、嬉しいです。
ホールでの開催等受講される方が多い場合、後ろの方にインタビューに行くなど
距離を縮めて「一緒に学んでいる」ことを感じていただくようにしました。
管理職向け講習会では、もしも私の上司がこんな方だったらどう感じるか?相談した
いと思うか?
具体的なエピソードを沢山入れ、時には管理職のみなさんに耳の痛い話もして、
笑っていただきながら楽しく学んでいただくことを心がけています。
【今後の抱負、または活動の目標】
前回の総勉強会で賞を頂いた際、「自主開催をします」と宣言しましたが、未だ開催
しておらず、
公約違反となっております・・。
次回の総勉強会までには開催します!
そして、昨年9月にキッズストレスマネジメントFT養成講座を受講しました。
親御さんに限らず、子どもに関わる全ての大人に学んでいただきたい講座ですので、
こちらも講座開催を目指します。
敢闘賞・最優秀新規開拓賞
◇奥 富美子さん 機会あるごとに「伝えていく」活動を続けていきます
【受賞の感想】
「新規開拓賞」の名称にビックリしました。そして、「?」が浮かびました。
「私が? 新規開拓賞? 最優秀? いいの?‥‥‥」と。
でも、うれしいです。ありがとうございます。
協会、FT仲間のみなさまに感謝です。
「新規開拓」とは、何だろうと考えました。
「講座開催できる機会をつねに意識し、誰かや何かとつながったら、そのチャンスを
つかむ」を
やってみたことかなぁと想像しています。
ますます「新規開拓しなきゃ」と思います。
その意識を高め行動を推進するために、この「最優秀新規開拓賞」があるのだと考えています。
【多数の講座を開催する際の苦労点、工夫など】
「いまあるリソースを使う、属しているフィールドをうまく活用する」を心がけています。
大学、企業と、年間で携わっている仕事先において、「不安とストレスに悩まない7つの習慣」「みる・きく・はなす技術」の講座開催を提案しています。
その際、相手のニーズに合わせた構成にします。「協会の定番講座をそのまま」ではなく、相手の状況に合わせて作ります。
同じ会社でも事業所が異なれば状況も、働く人たちの様子も違うので、その点を理解しようと注力します。
研修を依頼してくださる部門の担当者(人事総務・教育部門)との信頼関係づくり、密なコミュニケーションを重要なこととしておこなっています。
私の苦労というよりも、「担当の方と一緒につくりあげる苦労」だと思っています。
大変でも面白いです。
相手のニーズに合わせようとすると、講座の構成にも工夫が求められます。
「スライド投影ができない、デスクを島型に配置できない」場合があります。
また、「TV会議システムで全国をつないで開催するため、受講者は全員TVの向こう」の場合もあります。
様々な設定があるので、そのつど考えます。
FT養成講座でおこなった「体験講座づくり」の力が発揮されるところです。
考えているときは、私にとっての「新規開拓」でもあります。
協会の講座の軸をぶらさずに「新しいものを創造する」喜びがあり、楽しみながらやっています。
他にも、携わっているコールセンター業界誌のコラム連載などの場も活用し、「セルフケア、ラインケア」に関することを盛り込んで書いています。
「チャンスがあれば、とにかく使おう」の発想で、「より多くのみなさんにお伝えする」ことをやり続けています。
続けていくと、誰かがまたチャンスをくださるから不思議です。
お声がけいただけたら、ありがたくお受けし、ニーズに合わせた講座づくりをします。
武神先生が様々なところに発表しているコラムや記事も、リソースの一つです。
入門講座のレジュメだけでなく、資料として配布できるものがあると、講座がやりやすくなります。協会の宣伝にも使えるので便利です。
【今後の抱負、または活動の目標】
「KIDSストレス対策講座(大人向け)」の開催を増やしたいです。
「いまあるリソース、携わっているフィールド」から、どう開催機会をつかむか考え、インハウス開催を年内に実現させたいです。
また、子どものストレスを気にかけている「ママたちが、自分自身をケアする講座、ママ自身も(大人も)自分を癒し、自分に自信を持つ講座」を開きたいです。
「KIDSストレス対策講座と不安とストレスに悩まない7つの習慣、みるきくはなす技術」がうまくミックスされたような講座をつくりたいと考えています。
さらに、「部下力育成のための、みるきくはなす技術」をつくるつもりです。
年齢逆転の上司部下の関係、雇用形態が異なる人たちで作られる組織が増えています。
こうした例を想定し、「コミュニケーションのとりかた」を中心に構成しようと考えています。
これは中村智子さんと協働で、初台で秋頃開催予定です。
協会の理念である「みんなの笑顔、みんなの幸せの実現」は、私の理念でもあります。
大学の教室でも、企業内でも、キャリアコンサルティングでも、「笑顔になりにくい現代社会」を感じます。
「明るく、笑顔の人が増えた社会」に変わってほしいと願っています。
そのために、機会あるごとに「伝えていく」活動を続けていきます。
敢闘賞・最優秀貢献賞
◇冨里良一さん これからも仕事・ボランティアの境目なく一歩一歩前に進めて参ります(^^)/
【受賞の感想】
受賞はファシリテーター皆様の投票結果とのこと、年の功でしょうか?それ故の忖度でしょうか?(笑)皆様には本当に感謝!感謝!の言葉しかありません!
協会の格言ですが「インプットしたことはアウトプットしないと真に身に付かない」その言葉を胸に刻んで仕事でもボランティアでも境目なく、大学生向け、企業や団体向け、キャリアコンサルタント仲間の勉強会・・とにかく講座開催の機会を見つけて実施してきました。これからもこのスタンスは変わりなく一歩一歩前に進めて参ります。
本日は受賞の栄誉に浴しまして誠にありがとうございました(^^)/
【多数の講座を開催する際の苦労点、工夫など】
講座を開催する事は7つの習慣の「好きなことをする」に気持は近いので、特に苦労と思ったことはありません。むしろ講座を開催する環境を作るために、少しもがき苦しんで(笑)決断したことは、それまで他の活動に費やしていた時間を7つの習慣の「書く」「捨てる」「構える」を実践して整理したことです。そうしてキャリアコンサルティングとストレスマネジメントファシリテーションに時間を集中できる環境を作りました。
講座についての工夫ですが、重要だと思っているのは、最後の「振り返りシェアシート」の時間をきっちり取る、ということでしょうか。「振り返りシェアシート」は文字通り受講者の方が講座での気づきを「ご自身で確認する大切な時間」です。またこの時間で質問を受けることにより、受講者の方が更に気づきを深めることができ、私にとっても次回への講座ファシリテーションのヒントを得られる大切な時間となっています。
毎回の私自身の振り返りは、ご評価いただいた点は素直に感謝して、至らぬ点は素直に受け入れ次回への改善点として組み立てる、そんな繰り返しで講座を開催しています。
【今後の抱負、または活動の目標】
協会の目標の一つ「企業研修の定番講座に!」これを目標に据えて活動しています。
企業人として長年やってきましたので、このフィールドで貢献できる・力を発揮したいと考えました。前述しました自身の環境を整えた頃に偶然!まさにプランド・ハップンスタンス的に企業内でキャリコンサルティングを実施する担当としてご採用いただき、そのキャリア面談で来談者にストレスセルフケアについてアドバイスすることがよくありました。
そんな事がきっかけで、社内研修として希望者に「不安とストレスに悩まない7つの習慣」講座を実施することを管掌部門に提案、デモ講座を経てゴーサインをいただき、現在は月1回ペースで開催しています。この継続開催が当面の目標になります。
もう一つの活動目標は、協会のメンタルヘルスファシリテーター認定も取得していますが「みる・きく・はなす技術 ストレスレスコミュニケーション」講座を未だ開催したことがなく、この実施です。これもじっくり考えて、そして仕事・ボランティアの境目なくのスタンスは変えずに一歩一歩前に進めていく。このことを今後の抱負にいたしますので、今後ともよろしくお願い申し上げます(^^)/