日本語から学ぶ

皆さんこんにちは。今日2月13日は、小春日和を通り越して一瞬初夏なのかなと思わせる陽気です。一方、昨日東京都ではインフルエンザの注意報が発令されました。2月は寒暖を繰り返しながら季節が変わっていく月、くれぐれもお体ご自愛ください。
さて、今日は日本語から学ぶと称しましたが日本を学ぶと言ってもいいのかもしれません。
 

難解な言語

 海外の方々、うちの妻もそうですが、どの言葉が一番難しいと聞くと、ほぼ間違いなく日本語と答えが返ってきます。
我々、日本人が習う英語の方が格段に楽だそうです。これには諸説ありますが、日本語は主語がない状況でも話が流れていく言語であること。多くの言語では「誰」というところが重要で、そこからスタートしないと話が分からないようです。
もう一つには、いわゆる敬語、特に自分を下げて相手をあげるという謙譲語などはかなり高度なテクニックのようです。
さらに、なんでも日本語にしてしまうため、ひらがな、カタカナ、漢字、ローマ字、英語の表記のまま日本文の中に挿入という荒業ができるのは日本語ぐらいだそうです。
よく言えば表現力豊か、悪く言えば世界標準にはなりえない言語とでも言いましょうか。

言語と文化

こう見てくるとなるほど、英語が公用語として世界に通用していることも理解できます。アルファベット26文字ですべてを解決するのですから。
そこで、やっぱり英語を習わせないと世界には通用しない思う親御さんは多いのかなと思います。しかし私はむしろ日本語の多様性を活かし日本という国をもっと生活の中に取り入れて、それを英語にするならどういう表現になるのかを考えるほうが有益だと思うのです。
具体的には信号の「赤・青・黄」の青は緑ですよね。でも「青」という曖昧さを英語で考えるとどうなるのということです。

それでは誰に聞けばいい

日本人同士でうんうんうなっていても埒が明きません。そんなときには外国の方と普段からお付き合いできる環境を作るのが手っ取り早いです。我が家は妻がタイ人なのでもうすでにその環境が整備されています。
 外国人なんて会うことないよ。という声が聞こえてきますがそうでしょうか?ご自身の趣味や育児の場面で出会えるチャンスは格段に上がってきています。ちょっと勇気を出して外国人と出会うことにより、自分の考え、日本だけの価値観で生きてきた自分と向き合い、言語だけでなくご自身の日本人が故のストレスや思い過ごしが違った角度から見られる等、いろんな贈り物がもらえます。
今は空前の日本ブームです。日本に訪れる、又は居住している外国の方々はたくさんいらっしゃいます。新たな出会いに感謝して交友関係を広めてみませんか。

 追記
 私は妻がタイ人なのでタイ人はもちろん、育児で妻が知り合ったインド人夫妻とも仲良くさせていただいています。また、タイ人ママ友の会に旦那も呼ばれ、国際結婚の楽しさやストレスもみんなでシェアしています。また、言語でいえば我が家では日本語・タイ語・英語が飛び交いなかなか面白いです。

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高﨑 陽介
横浜市内介護サービス事業者勤務人事担当
勤務特定社労士
http://blog.goo.ne.jp/fiveten46
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