自分と向き合う

 皆さんこんにちは、学校がお休みのため、電車も空いていて通勤にはいい時期になりました。一方この時期は、妻の故国タイに妻と娘が約ひと月の里帰りをしています。

 今年は去年とは違い、親との同居であれこれ気を使いますが、水道の蛇口閉め忘れなどの心配はしなくてもよくなりました。その意味では寂しさ半分、不安解消半分の暑い夏になりそうです。

本当の自分って?

 さて、今回は心機一転「本当の自分」というテーマで皆さんと課題がシェアできれば思います。何か「哲学的な話」をしようというわけではなく、”自分って何?”という、誰もが思うのでないかと思い書いてみました。

 遡ること小学校の話になりますが、自分はどこから生まれてきてどこに行ってしまうんだろうか、いつ死んじゃうんだろう、などと真剣に考えた時期がありました。

 未来における漠然とした不安に、少年だった私の心は押し潰されそうでした。もっとも、子供ですので、次の日にはケロッと忘れるという事もありましたが。

 “大人になるという事はそういう事だ”と思うことにしたのですが、私の場合は周期的にこれが襲ってきてなかなか厄介でした。

 さて、唐突ですが、皆さんにとって「自分とは何でしょう?」私ってこういう人と思っている自分と、周りから期待値も込められて、こういう人と思われている自分の間にかい離はないでしょうか。

 かい離が大きければ大きいほど、不安や疲労が多いはずです。つまり2人の自分を使い分けなければならないからです。不安や疲労を解消するとは、このかい離をやり過ごすテクニックを身に着けることなのかと40歳を超えて思います。孔子の言葉に「四十にして惑わず」とはまさにこのことかもしれません。

 そんなとき一人でやり過ごせない時は、誰か正直に話ができる人を見つけておくことが大切だと思います。また、私の場合は以前ご紹介した坐禅(瞑想)などですが、セルフケアとして心落ち着ける時間を持つことをお勧めします。

社会的役割としての自分とのかい離

 先にも書いたように、かい離が大きい方は、社会的な役割として期待されている自分と、自分の思っている自分との隔たりが大きいため不安になっていると思われます。特に30後半から50歳前半くらいまでは社会的期待値が大きい時期です。

 前にすすむことも大切ですが、ひと時立ち止まり、漠とした不安に襲われる前に、自分の心のメンテナンスをする時間を作ることも大切ではないでしょうか。この時期は体の疲れも多くなってくるころですし、是非合わせて心のケアもしてみてください。

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高﨑 陽介
横浜市内介護サービス事業者勤務人事担当
勤務特定社労士
http://blog.goo.ne.jp/fiveten46
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