皆さんこんにちは、6月に入りましたね。先週末はわが町の夏祭りでした。夜店も出たので娘と行ってきました。さて、話は変わり、前回は会社の教育制度からの会社員としての不安を除く方法をご紹介しました。今回はもっと広く日常生活でおこる不安を解消してくれるシステムをご紹介します。それが警察電話専用相談『#9110』です。
110番に電話する
今は携帯電話の時代になりましたから、いわゆる公衆電話のイメージが薄い方も多いと思いますが、公衆電話にはあるボタンをおして119番(消防・救急)や110番(警察)に無料で連絡が取れるシステムがありました。ちなみに、公衆電話から119番ならまだしも110番の電話をされた方がどれだけいることでしょう。
かくいう私も119番の経験はありますが110番の経験はありません。こんなことで警察に電話できるのか、個人情報が漏れてマークされるんじゃないかなど負のイメージがついてしまう110番ですが、実際、日本の警察がこの通報を受けてからの事件に向けての初動体制などは他国に類を見ないほど早いことは周知の事実です。また警察官には警察官専用の携帯電話があり特別の回線網をひいて、証拠などを各エリアの警察官に伝達できるシステムを持っています。
110番は躊躇する
前記のように、日本の警察の110番における初動体制は世界的にも高いと思います。しかし、そんな警察も一つ穴があるとすれば「民事事件の不介入」という障壁です。殴り合っているなら刑事事件でもあるでしょうが、言い争い、オレオレ詐欺、ストーカーなどはまだまだ100%の安心ができる対応にはなっていないのではないでしょうか。そんななかで刑事事件と民事事件の懸け橋となるのが『#9110』になります。
#9110とは?!
『#9110』は上記のように喫緊の刑事事件等で110番などという事ではないし、民事事件で扱われないだろうからしょうがないとあきらめていた方々に対したセーフティーネットです。
つまり、子どもや高齢者、女性が懸念するような、治安や家庭内の不穏なトラブルなど、急ぎの不安や危険はないかもしれませんが、なんとなく小骨がノドに刺さったような質問の相談にのってくれる警察の相談電話です。
特にインターネット時代、個人情報はある意味丸裸です。そんな不安はウィルスソフトだけでは安心できない方も多いと思います。やはり、最後には人と人の間で情報交換できることが安心の一つになるような気がします。
デジタルな時代にこそアナログな相談が安心という発想の転換があります。電話することがないにこしたことはないですが、あせって110番に電話して緊急性がないと判断され門前払いされてしまうのであれば
『#9110』でゆっくり話を聞いて相談に乗ってもらえれば不安も軽減するでしょう。
110番はまさに目の前の危険・危機に対してどうするかの番号です。したがって多少の門切りな、回答も致し方ないと思いますが、公的な相談サービスも多様化しニーズに合わせてきています。警察のサイトでは『#9110』について詳しく紹介されています。
■政府広報オンライン ~警察相談専用電話 #9110へご相談ください
http://www.gov-online.go.jp/useful/article/201309/3.html
一度公的な緊急サービスの補完機能に目を向けてみてはいかがでしょうか?
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高﨑 陽介
横浜市内介護サービス事業者勤務人事担当
勤務特定社労士
http://blog.goo.ne.jp/fiveten46
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