相互理解は言葉だけじゃない

相互理解は言葉だけじゃない(ノンバーバルコミュニケーション)

「ゴールデンウィーク」が終了し、少し長いお休みを取られた方はいつもの環境に体が慣れてきたでしょうか?私はゴールデンウィーク後半に風邪っぽかったので、医者に行ったところ「マイコプラズマ」に感染しているとのこと、ゴールデンウィーク後も少し出勤停止になってしまいました。
いずれにしても、季節の変わり目、衣替え、クールビスの時期です。面倒ですがその日の気候に合わせて着こなしをして体と相談したいものです。

意思疎通を成立させるのは言葉だけか

さて、人と人がお互いの意思疎通を取る手段には、いわゆる「会話」が一番なじみ深いと思います。
言語は国々で多種多様ですから翻訳されても、意味合いは少しずつ違ってきます。その意味では完全に相手の言っていることを理解できることはないのかもしれません。
ですが、この手段以外に相互に理解し合う手段を見つけるのが難しいのもまた事実です。

事実と真実が一致するとき

そんな相互理解の手法の会話ですが、実はこの手段以外に無意識に万国共通で行われていることがあります。例えば、握手する、ハグする、相槌を打つ、また会話の中でも、相手の言っていることを繰り返す(オウム返し)、話すスピード・抑揚を調整するなどがこれに当たります。

すでに、コーチングなどを、なさっている方はご存知のことと思いますがいわゆる「ノンバーバルコミュニケーション(非言語によるコミュニュケーション)」です。一般的には無意識に会話の中でこれを言語と合わせて使っています。

そこで今回、この無意識下の行為を少し意識してみることにより、相手との関係性がうまく伝わるという事をお話ししたいと思います。
実は、会話のうち、言語よりも、言語に乗ったノンバーバルコミュニケーションの方が他者に対して大きな影響を与えているのです。例えば、相手にとって真実として理解してもらいたい場合、いくら事実を言っても、こちらのペースで話をまくしたてて相手は納得してくれるでしょうか?ゆったりと話すほうが、お互いそのペースに合わせて話ができるため、相手も心地よく話を聞いてくれるでしょう。そうすることにより、事実が相手への真実に変わり理解されます。

これはあくまで一例です。ノンバーバルコミュニケーションに関してはコーチングやカウンセリング、傾聴の本などに出ています。興味のある方は是非書物を紐解いていただければと思います。

事実を事実のままで伝えたのでは納得の領域まで踏み込んでいけるとは限りません。良好な人間関係を作るにあたって、事実と真実が一致し相手に納得してもらえる会話ができるよう無意識のコミュニケーションにも目を向けて、相互理解を深めてみませんか。

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高﨑 陽介
横浜市内介護サービス事業者勤務人事担当
勤務特定社労士
http://blog.goo.ne.jp/fiveten46
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