猛暑を超えて酷暑?!

猛暑を超えて酷暑?!

猛暑日が続く中、関東は猛暑を超えて「酷暑」という状態になっています。昔はこんな暑くなかったということも言う方も多いでしょう。いやはやもう理屈抜きに暑いです。また、いよいよ8月初旬は1週間で熱中症で搬送された方が1万2千人程度。このうち、お亡くなりになったのは30人を超えたといいますから、すでに尋常ではありません。

妻も暑いのか

話はさかのぼり7月の半ばに、妻と娘は妻の故国タイに帰省しています。妻たちは約一月あちらで夏休み。私はおこぼれで往路は家族3人で向かい、帰りだけ先に帰ってきたのですが、「タイ」のほうが涼しいという印象です。というわけで、気温からくるストレスは明らかにあちらの方が少なく感じました。
しかし仮に彼女が日本、特に関東にいたら、私と同じ暑さやストレスを感じたでしょうか?
多分ですが、彼女のほうが「多くのストレス」を感じたはずです。

お国柄

タイ人に聞くと南国といえども暑さは日本のそれとは違っています。べたつく日本の暑さのほうがよっぽどこたえるといいます。ですから、あちらではタクシーやデパートの冷房は尋常じゃない涼しさで、私にとっては長居できないくらいです。しかし、これが彼らにとってはサービスなのです。
私は「昭和人間」で冷房があまり得意ではありません。今でこそさすがに家族のいない日に熱中症孤独死はシャレにならないのでつけますが、実家にいた30代はノン冷房で平気でしたし、ストレスも感じませんでした。

人の感じ方は違う

さて、ここまで話してきて、そうでなくても暑いのに、暑さの話なんか聞きたくないと思われてしまうかもしれませんが、実は「暑さ≒気温」から「同じ状況下では、人は全く同じ感じ方をしているはずだ」と思っていませんか?日本では「阿吽の呼吸」などとも言いますが、これが元でコミュニケーション障害を起こしている事をよく見かけます。
熱中症でお亡くなりになる高齢者は若者ほど体感温度が高く感じないという話も聞いたことがあります。
ストレスも同じです。私のストレスは他の人のストレスではないかもしれません。また、逆も真なり。他の人のストレスは私のストレスではないかもしれません。
是非、いろいろな場面で、「違いはある」という前提で思考・行動してみてください。少しは自分のストレスと他人のストレスを軽減できているかもしれません。

高﨑 陽介
横浜市内介護サービス事業者勤務人事担当
勤務特定社労士
http://blog.goo.ne.jp/fiveten46