メンタルヘルス健診(ストレスチェックテスト)の結果の扱いにおいて、個人情報とプライバシーの問題を解決することは避けては通れない課題でしょう。
(個人情報とは、個人を特定しうる情報。プライバシーとは知られたくない権利に関わる情報。としています。)
近い未来にはじまるであろうのメンタルヘルス健診は、様々な可能性を秘めています。
・高ストレス該当になったのに、産業医等の面談を希望しなかったじゃないか!と、会社側が自らの正当性を示すために利用する可能性、
・社員の多くがストレスを持っているというマス データがありならが、何も対策をとっていないじゃないか、安全配慮義務違反だ!と、従業員側が会社の落ち度を示すために利用する可能性、
・個々人のセルフチェックのきっかけになり、本当に組織における精神的疾患人が減る可能性、
・得られたマス データの解析結果を、うまくシステムの変更や人事異動に役立てられる可能性、 などがあります。
危険性のみ、有用性のみを挙げて、「使うべきか使わざるベキか」を論じるよりも、「危険性をなるべく抑えて、有用性をなるべく向上させるには?」という視点で考える方が、もしかすると建設的なのかもしれません。
収集したデータをどう使うかは、利用する側にかかっています。
同じ技術であっても、使う人により有益になることもあれば、危険になることもあるのが事実です。
この点をしっかりと認識し、ストレスチェックテストを提供する側での一定のルール作りが必要と思います。
ご賛同いただける企業の方は、ぜひ、一緒に活動しましょう。
「お問い合わせ」を通じてご連絡いただけますよう、よろしくお願いいたします。