パワハラ上司は発達障害?! その2

小太り産業医:「さて、今回はもしパワハラ上司が発達障害だったら、どう対応したら良いか?です。」
人事担当者:「う~ん、対策なんてあるんですかねぇ~。」
小太り産業医:「正直言うと、”ない”。」
人事担当者:「取り付く”ヒマ”もないですね。」
小太り産業医:「取り付く”ヒマ”じゃない、取り付く島だ!日本語も知らんのか?」
人事担当者:「そういう細かいところが・・・。先生の取り付く島がないところですよ。」

さて、前回パワハラ上司は発達障害かも?という投稿をしたところ、多くの反響が寄せられました。
多くの方が「腑に落ちた」と感じてくれたようです。 ただ、小太り産業医の”筆無精”という非常に特異な能力により、
半年以上も”その2”を書かずに過ごしていました。 大変申し訳ないです。

前回、最後に対処法をお伝えします!と勇んで書いてしまいましたが、実はあまり効果的な方法が見つからないのです。 すいません。

パワハラ上司を発達障害の面から捉えると、
①こだわりの強いASD ②衝動性のADHD の二つが併せ持つ性質だと考えています。
また、発達障害の人は想像することが苦手な人が多いです。 ・パワハラで訴えられたらこうなる ・パワハラで職場環境がこうなる など実際に起きていないことについて、想像できないので説得力を持ちません。

もし、一つ効果が期待できる方法があるとすれば、やはり本人に認知させることです
ある程度社会性のあるパワハラ上司であれば、客観的な事実を見せつけることが重要です。
・怒鳴りつけている様子を記録したビデオや音声
・職場からの聞き取り、さらに上の管理職からの評価 など。
そして、パワハラが起きたらすぐにその事実を突きつけることです。 私もそうですが、すぐに忘れてしまいます。

発達障害が疑われるパワハラ上司に効果的な対策法がないのが現実です。
ただ、これによってメンタルがやられてしまう部下も多く居ます。
会社としても、人財確保やガバナンスという観点からでも、本人に認知させる方法を考えてみてはどうでしょう。

人事担当者:「じゃあ、普段から録音している先生のボクに対する暴言を持って労基署に行ってこようっと!」
小太り産業医:「いやいや、ちょっと待ちなさい。そんなの録音してたの?」
人事担当者:「この前の社内運動会の時、”相手を潰すなら、騎馬戦の上にのせてやる!やる気あるのか?!”と言っていました。」
小太り産業医:「そんな、某大学の監督みたいなことは言わないし、そんなつもりで言ってないよ!」
人事担当者:「でた!某大学の監督と同じ言葉!

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文責:新井 孝典(あらい こうすけ)
株式会社 なごや産業医事務所:http://nagoya-sangyoui.com/
代表取締役 所長
認定産業医/労働衛生コンサルタント
認定内科医/循環器内科専門医
日本ストレスチェック協会理事・ファシリテーター
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