桜のニュースが聞こえ始めましたが、皆さんのところはいかがですか?
私のエリアでは、もう少し先になりそうです。
この時期は、花粉症と闘いながらも春本番に向けてウキウキしたり、人や場所との出逢いと別れが交錯する心理的にも肉体的にも複雑な状況に置かれている方も多いのではないでしょうか。寝不足や運動不足から身体全体の筋力が落ち、背中が前かがみになり呼吸が浅くなってはいませんか?
最近流行のマインドフルネスや、ヨガなどで心と身体をリセットすることも効果的ですが、今日は誰でも何処でも、そしていつでも出来る画期的なセルフケアの一つとして、カラーブリージング(色彩呼吸法)をご紹介します。
人はストレスを感じると、身体が知らず知らずのうちに硬直し、同時に心の硬直も正比例していきます。この緊張状態を取り除く為に深呼吸することで身体や心を緩めることが出来ます。その中でも色のイメージを取り入れたカラーブリージング(色彩呼吸法)は、呼吸法と色のパワーの2つの効果を取り込むことのできる画期的なセルフケアです。
色ごとに様々な効果が期待できるのですが、中でもピンクのイメージによる効果は大きく、若返りや幸福感に包まれることで有名です。
淡いピンクは、人間の肌の色に近く、特に幼児や元気な人の肌の色でもあり、身体が欲する健康と若さに繋がるため、呼吸法でよく使わます。
やり方には諸説ありますが、比較的簡単な方法は…
- 肩を上げ下げしながら何度か呼吸し肩の力を抜きます。
- 目の前のピンク色のモノを見つめるか、目を閉じてピンク色をイメージしながら自分の周りが淡い気持ちのいいピンク色の空気で一杯になる状態をイメージしながら、ゆっくり腹式呼吸で鼻から息を吸い込み、淡いピンクの空気が一気に身体中を満たすイメージを描き、頭や手足の先までピンクを貯めていきます
- そして、余分なものを吐くイメージで、薄いグレーをイメージしてゆっくり細く長く口から吐ききって下さい。これを、気持ち良く満足する程度に数回行って下さい。
この延長線上に、イメージ療法やスポーツ選手などが行うイメージトレーニングがあります。なりたい自分や、本番で最大限の力を発揮するために、できるだけ具体的に、成功するイメージがリアルに描ければ描けるほど成功率が高まると言われています。
白黒よりカラーで、静止画より動画で、リアルにイメージすることで自信をつけ、適度の緊張とリラックス感が、実際の場面での成功を支えます。しかし、これには多少の訓練が必要ですが、日頃から色の呼吸法で訓練していくと、目の前に無い色や場面を連想できるようになり、いざという時に簡単にイメージトレーニングが出来るようになります。
桜の季節はカラーブリージングの効果を体感する絶好のチャンスです!
色をイメージした深呼吸で、手軽にセルフセラピーしてみましょう♪
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荒木 三香(あらき みか)
カウンセラー/ 色彩心理コンサルタント
Couleuve -クルーヴ- 代表
URL: http://www.couleuve.com/
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