就職した君へ

就職おめでとう!小さい時から君を知っているおじさんはとてもうれしくもあり、あぁ私も歳をとったなと思います。今日は、そんな君にこれからの社会人経験に少しでも役立てばと思い筆をとります。使う、使わないは君しだい。まぁ気楽に読んでみてもらえればうれしいです。 
 

入社式の気持ち

入社式に君は何を思ったでしょう?緊張と期待に胸を膨らませているのは想像がつきますが、初心は何かに書き留めておくとよいと思います。頭の中の考えだけより可視化して残しておけば、何か辛いことがあったとき、楽しいことがあったとき、今の君を思い出せる機会になるからです。物は試しです。家のトイレでもいいですし、会社のパソコンのデスクトップに書いてもいいですし、君が見返すことができるところに書いてみたらどうでしょう。

書くことの意味

今、書いたとおり「書く」という作業は人間が発明したものの中で素晴らしい道具の一つだと私は思っています。なぜかって?それは可視化することに加えて考えていたことを「整理し棚卸しできる」からです。
多分、今まで君が日記をつけていたのであれば、その意味を既に肌で感じていると思います。もし書いていなかったら、予定を書くために、手帳がマストアイテムになると思います。そんなところに君の今思った感情を書いておくと過去の自分に出会えると思います。

3の倍数の法則と新しい出会い

さて、書くことの大切さを伝えましたが、もう一つ「3の倍数の法則」についても知っておいてもらえるとよいと思います。おじさんもどこで聞いたかは覚えていませんが、「3」という数字をちょっと覚えておいてください。これに「時間」、「週」、「月」、「年」を付けた時が君にとって「試練の時」になるそうです。わかりやすく言えば、「会社を辞めたくなる」時期とも言い換えることができるかもしれません。
さっきは「3」という数字で区切りましたが、「3」に限らずその人が何かストレスや悩みを持つのは単発的なものと、一定の周期で繰り返し思いがこみ上げるという2種類があるという事だとおじさんは解釈しています。

そんなとき、さっきの「書いたもの」を読み返してみてください。「初心忘れるべからず」という言葉もあります。昔の自分に再会して元気になれるかもしれません。
それでも、悩みを抱えているなら、今のうちに悩みを話せる誰かを作ってみてください。学生時代の友達でもよいのでしょうが、おじさんのお勧めは「会社員になってからの信頼できる上司、仲間等」を見つけておくことです。

これも不思議に思うかもしれませんが、「学生時代の友人」には「愚痴」を言えて、その場の解決はできても、君の会社員としての根本的な解決によりそう相手にはなりえないかもしれないからです。もちろん旧友を大事にすることは大切です。ですから、それとは別の相談できる相手を見つけてみてはどうでしょうか。
入社したばかりの君には、たくさんの思いを伝えたいところですが、今回はとくに「書くことの大切さ」、「新しい出会いの大切さ」を伝えたいと思い筆をとりました。

慣れない環境の中で精いっぱい頑張る君の姿が目に浮かびます。そんな中でちょっと疲れた時にこの手紙を読み返して元気になってくれればおじさんもうれしいです。
改めて、就職おめでとう。あまり気を張りすぎないように社会人1年生頑張ってください。

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高﨑 陽介
横浜市内介護サービス事業者勤務人事担当
勤務特定社労士
http://blog.goo.ne.jp/fiveten46
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