お気楽産業医ママです。
ちょっと前回の内容が濃すぎた、と反省中。もっと噛み砕いて、一個ずつ話すべきでした。
前回は「落ち込んでる暇があったら進め!」と話しましたが、とは言え、私も人間です、そりゃあ落ち込むときはあります。でも、そんなの当たり前です。私はもう人生折り返し地点をとうに過ぎてしまってますが、これに関しては全く成長できない。落ち込みやすいタイプです。ええ〜!って思われそうですが、産業医だろうが女医だろうが、落ち込むときは落ち込む。そりゃそうです。
すぐ凹む私ですが、回復も早いのが取り柄ですが、昔はもっと波があり、コントロールできなかったのです。今はどうやっているのかというと、
1)落ち込んでいいさ、だって人間だもの(パクリ?)
どんなに理解がない人でも、大抵は「失恋」の経験はある、はずで、(ない人もいるのかな?)、そんな時、いろんな方法を今まで試してきた、と思います。
もしこれを読んでいる方が、その経験値がなければ、先輩に話を聞いてみましょう。前回も話しましたが、「相談する」ことは、物事が解決するかどうかは別にして、90%の人が「気持ちが楽になる」ということがわかっています。吐露するのは悪いことじゃないし、そうしたくなければ、
2)とことん落ち込んでみましょう(社会的に許される範囲内で)
もう、徹底的にダラダラして、泣ける映画でも笑えるものでも構いません、何か感情を吐き出せるものは必要です。疲れた時のこの一本!みたいなDVDや、曲や、そういうものを持っていると、すごく楽。ちなみに私は、「プリシラ(The Queen of Desert)」とか、「バグダット・カフェ」みたいなロードムービーが好きです。そして、
3)休憩しましょう(いろんな意味で)
ダラダラ落ち込むと書きましたが、それは、休憩、と見ると、そんなに悪いことではないのです。体や心がそれを要求しているなら、休憩するのはいいことです。早めに3日休む方が、後々休職、になるより良いです。と割り切れるかどうか、はなかなか難しいと思いますが、そういう時は産業医の出番です。どうぞ相談してください。
産業医がいなければ、人事に相談してみてください。人事の方は、どうぞ休ませてあげてください。休まないで仕事しながら休憩もできれば最高ですが、それができれば困らんわ!というツッコミがものすごく入りそうですね・・・。でも、悶々と悩むよりは、とにかく誰かに相談して手伝ってもらって休む、でもいいと思います。
そして、空を見上げることは忘れないでくださいね。日は必ず昇ります。日は沈むけれど、昇ります。人間だって一緒です。原始的になるのは悪いことじゃない。生活リズムを整えながら、上手に休憩できるといいですね。
あ、これが次の課題ですね・・・・。
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お気楽産業医ママ
野尻紀代美
(有)ウエストフィールド・コンサルティング代表
https://www.facebook.com/westfield.consulting.Inc/
産業医、労働衛生コンサルタント、内科医(呼吸器内科)
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