■はじめに──ストレス耐性は天性のものではなく、強化できる技術(スキル)である①

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私は外資系企業の産業医として、年間1000件以上の面談を行っています。
そして、これまでに1万人以上の様々な職種の人たちから、じかに話を聴いてきました。
業種も、金融、コンサルティング、IT、輸送用機器、教育など多岐にわたります。

よく言われるように、外資系企業では常に厳しく成果を問われ、業績不調が続けば解雇されることも珍しくありません。
また中途採用が基本のため、人間関係は一般的な日本企業に比べるとドライです。
一人ひとりにかかるストレスは決して小さくありません。

したがって、そこで長く活躍していくためには、
ストレス耐性やメンタルタフネスというものが決定的に重要なのです。

このストレス耐性というのは、学生時代の優秀さとは比例しません。
外資系企業には有名大学の出身者もたくさん入社してきますが、
産業医として日々診察をしていると、そうした受験エリートが
ストレスに悩み、心身ともに疲弊し潰れてしまうというケースを見かけます。

逆に、学生時代には目立った成績ではなかった、クラスの平均かそれ以下だった人が、
しっかり結果を出し、どんどん昇進していくこともあります。

では、この違いはどこにあるのでしょうか?

産業医としての私は、メンタル不調者に注目するだけではなく、
「同じ職場環境でも不安やストレスで悩まず、元気に前向きに働き
続ける人たちには、どのような特性があるのか、何が共通しているのか」
を注意して見てきました。

そして、通算1万人以上と面談するなかで見えてきたのは、
不安やストレスに対する対処の仕方、向き合い方が影響しているということでした。

不安やストレスに悩まされない人たちは、
それと上手に付き合う習慣や考え方をしているのです。

もともとそのような習慣や心構えの人もいましたが、社会人になってから自ら学んだり気づいたり、
ときに傷つきながら身につけてきた人たちも少なからずいました。

メンタル不調で休職した社員が、こうした習慣や考え方を意識的に取り入れ、
身につけることによって無事に職場復帰し、その後はメンタル不調になることもなく
元気に働き続けているケースもたくさん見てきています。

私は、この不安とストレスとの上手な付き合い方は、誰もが学び、
身につけられるものだと断言できます。

つまり、「ストレス耐性(=メンタルの強い弱い)は天性のものではなく、
強化できる技術(スキル)である」というのが、
産業医として通算1万人以上の働く人たちを見てきた私の結論です。

技術(スキル)ですから、自分自身の性格を変えたりする必要もありません。
また、我慢したり、頑張り努力し続けたりする必要もないものです。

では、どのようなことを意識し、どのようなスキルを磨けば、
不安とストレスに悩まされない高いストレス耐性が身につくのか。

本書ではそれを紹介させていただきます。

まず第1章では、ストレスマネジメントやメンタルヘルス強化が
今後ますます重要になっていく時代背景について述べます。

続く第2章では、ストレスに弱い人やメンタル不調になりやすい人の特徴を7つのパターンに分けて解説。

そして、本書のメインパートの第3章では、
第2章の解答編ともいえる、「ストレスに強くなるための7つの習慣」をご紹介します。

続く第4章では、職場のストレスの定番である「人間関係のストレス」への対処法を扱います。

また、仕事はチームで行う以上、自分自身のメンタルをケアするだけでは十分とはいえないため、
周囲へのケア方法についての章を第5章として設けました。

最後の第6章は、「上司編」です。
職場のストレスに与える影響度がなんといっても大きいのが上司であることは、
論を俟たないところでしょう。

そのため、第六章では「できる上司がやっている『チームのメンタル強化術』」
と題して、ストレスフルな職場でも、メンタル不調者を出さない上司の
習慣や心得について解説していきます。

本書を執筆しているいま、新型コロナウィルスの感染が世界中を震撼させています。
先行きが見えない不安と、普段とは違う慣れない生活の中で、
非常に強いストレスを感じていらっしゃる方も多いと思います
(テレワーク時のストレス対策については、第2章の最後に急きょ加筆しました)。

当然ながら、本書で紹介すること全てをやる必要はありません。
1つでも自分ができそうな習慣があれば、
それから気軽に取り入れてみてください。

みなさんの日々の不安やストレスが少しでも軽減し、
活力あふれる職業人生を歩む一助となれば幸いです。


※文中で紹介している様々な事例は、クライアントのプライバシー
に配慮し、いずれもアレンジを加えています。

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