小太り産業医:「先日、大学の同級生はみんな”キラキラ”輝いているけど、私は・・・。という入社2年目女子社員の面談をしたよ。」
人事担当者:「キラキラしてるとは?」
小太り産業医:「みんな、生き生きとして自信を持って仕事してて、眩しかったんだとさ。」
人事担当者:「え!?でも、入社2年目の同級生でしょ?」
小太り産業医:「そうなんだよ。うちの会社だって、他から見ればキラキラ女子職員ばかりでしょ。」
人事担当者:「まあ確かに。社風も女の子も派手ですから。ww」
小太り産業医:「そんでもって、自分は輝いていない!ってメンタルが落ち込んだんだよ。」
人事担当者:「他人と比較して、勝手に落ち込むタイプですね。」
小太り産業医:「君みたいに大気圏に届きそうな位、自己肯定感が高い人には無縁だよね。」
人事担当者:「ボクからしてみれば、先生もキラキラ輝いてますよ!頭が・・・。」
小太り産業医:「!!」
最初に断っておきますが、小太り産業医は今のところ頭はキラキラ輝いておりません。
私のクライアントで誰に聞いても絶対に知っているような企業の女性社員で、卒後2年目のかわいらしいAさんです。
Aさんは都内の某一流私立大学を卒業して、マスコミ関係担当の営業部署に配属されました。
そこでは、体育会系の接待や人間関係などに疲れはてる毎日を過ごしていて、疲労蓄積は半端ないって、だったのです。
入社以来、そんな彼女を支えてくれていたのは、Aさんが尊敬する先輩Bさん。でも、この春に転勤で東京本社に異動になってしまいました。
相談相手を失ったAさん、どんどん追い込まれてしまいます。
さらに東京出身のAさんは、土日のお休みを使って東京の友人に会いに行くのですが、
みんな就職した先でキラキラしているようにAさんの瞳には映ってしまい、さらに2年目で転職して”キラやば〜”な友人に遭遇しさらに落ち込んで帰ってきました。
明らかに自己肯定感が、鉄球の自由落下よりも速く落ちていっています。
仕事に対するモチベーション・集中力の低下、不眠などを呈したため、メンタルクリニックを受診し「うつ病」の診断を受け、休職に入ります。
結果、休職に入ったことは彼女の人生に取って、大きな転機となります。
彼女が住んでいる街は、「ドヤ街」とまでは言わないけど、昼間からアルコール臭を漂わす歯無しおじさんや酒焼けしているおばさん達が歩いている・・・、なんとも個性的な街。最近は、だいぶ良くなってきたけど。
休職中のAさんは、地元の夜へ冒険に発ちます!そして、持ち前の明るさと、人懐っこさでおじさん、おばさんと仲良くなります。そして、彼らはAさんに人生の先輩としていろんなアドバイスを授けてくれるのです。
・人生、今が良くても一瞬先は闇、何が起こるかわからんよ!
・終わったことを考えても仕方ない、明日のことも考えても仕方ない、今が一番良いと考えな!
・お酒と時間が解決してくれる!
一番最後のお言葉は、どうかと思いますがね。
ただ、彼女にとって今まで関わることのなかった人達からの助言。人生観をガラリと変えさせるには十分だったようです。
今までAさんは、狭い世界の価値観の中で生きてきました。新しい世界、新しい価値観にであうことにより、彼女の人生は一気に広がりをみせました。
今では、Aさんはキラキラして働いています。
このお話から、小太り産業医は皆さんにお伝えしたい。
・相談相手はやっぱり、居た方がいい。
・新しい出会いは、人生を豊かにしてくれます。
この二つ、ストレスチェック協会の7つの習慣に入ってます。
ぜひ、皆さんも受講してみてください。
この新しい習慣との”出会い”があなたの人生を変えるかもしれません。
人事担当者:「ボクも今年、新しい出会いがあったんです。これだ!と思って。」
小太り産業医:「なになに?」
人事担当者:「ラグビーです。」
小太り産業医:「何だよ。にわかラグビーファンかよ・・・。」
人事担当者:「忘年会に向けて、”ハカ”の練習をしようと思って。」
小太り産業医:「君は、”ハカ”じゃなくて”バカ”だわ。」
人事担当者:「先生、上手いこと言ったつもりぃ~?それ、ハラスメントだから!」
小太り産業医:「カタカタカタ(((;゚;Д;゚;)))カタカタカタ」
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文責:新井 孝典(あらい こうすけ)
株式会社 なごや産業医事務所:http://nagoya-sangyoui.com/
代表取締役 所長
認定産業医/労働衛生コンサルタント
認定内科医/循環器内科専門医
日本ストレスチェック協会理事・ファシリテーター
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