三つ子の魂百まで

皆さんこんにちは。残暑厳しき折、いかがお過ごしですか。

今年の夏は毎朝起きてテレビをつけて、今日はメダル取ったかな?というのが習慣になりました。ちなみにこの原稿は、バトミントンダブルス女子の金と霊長類最強女子アマレスの吉田選手の銀が確定した晩に書いています。

前回のオリンピックの方がメダルの数はまだ多い様ですが、日本選手のメンタルタフネスな選手が前大会より多い様に感じます。この辺りはまた全試合が終わったらお話しできればと思います。

続けていくタフネスさ

さて、そうはいってもやはりオリンピックの話になってしまうのですが、卓球女子の団体で銅メダルを取った福原愛さんに、まずは「おめでとう」と「お疲れ様」を言いたいです。

それから、小さなときから”泣き虫愛ちゃん”で有名だった彼女が、どんなストレスに向き合いながらモチベーションを保ち続けたのか、という事を考えてみたいと思います。

幼少期のセルフイメージ

私の記憶が正しければ、彼女は幼稚園ころにはすでに、小学校2年生以下クラスで日本チャンプになっていたと思います。勝つためには泣きながらも反復練習をする彼女には「勝つ」というセルフイメージを外さないで、「負けてもいい」という大人たちがいなかったから、あそこまで歯を食いしばり泣きながらも続けて、連勝できたのだと思います。

よく、子役の役者さんは大人になると大成しないことがありますが、彼女の場合は一貫してトップを見据えて、またそこを狙える位置にいることにより、自分の自身にも試合の結果にもつながってきたのだと思います。

その意味でも、「三つ子の魂百まで」という言葉はあながち間違いではないようです。心理学や脳科学でも人間の動物としての本能の上に乗り、そのあとその人物の決定的あり様を決定する気質が育つのは、3歳程度までと言われています。

したがって、今回の福原さんの例になぞれば、この幼少期の「負けない、絶対に勝つ」というセルフイメージを持たせ続けた環境が、彼女の今を支えているのかと思います。
メダルをもらったとき「銅は金に同じと書く」と言ったそうですが、嫌味ではなく彼女がやりつくした後の“心からの声”のような気がします。


小さなお子さんがいるご家庭は、是非3歳までの期間がどれだけ子供にとってメンタルタフネスや気質に影響するかに思いをはせて、環境整備をしてあげられるかを考えてみてください。

もちろん世界のトップになるという意味でなく、大人になってから社会人として「生きていく力」を持てるよう「自己肯定感」が強い環境整備、本人が生きているという事に「自信が持てる環境整備」を心がけてみてはいかがでしょうか。

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高﨑 陽介
横浜市内介護サービス事業者勤務人事担当
勤務特定社労士
http://blog.goo.ne.jp/fiveten46
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