不安を作っていませんか

皆さんこんにちは。
私の会社には「夏休み」がありません。代わりに「リフレッシュ休暇」という、時期を指定しない休みがあります。

プロフィールにもあるように、私は横浜市内の介護事業所の総務担当です。このように休みの指定が難しい業界にとってはありがたいことです。

というわけで、皆さんがお盆に取る休みの時期にはむしろ出勤して、日頃できない仕事を片付けるようにしています。

事実と真実

さて、今回は” ストレスや不安を自分で作っていないですか?”という話をしたいと思います。「はて?なんのことだろう」とお思いなるかもしれません。ストレスを表すときによく使われるのは、ストレスを与えるストレッサーなど外的要因に目が行きがちです。厚生労働省も、ストレスを表すときにはこれを採用します。

しかし、少し立ち止まって考えてみてください。ストレスや不安に思っていることは、事実でしょうか?

例えば、認知症の高齢者の方が、見えない人が見えると言ったりします。これは我々から見れば事実ではありません。しかし、彼らにとっては紛れもない真実です。

確認しよう

認知症の高齢者の例を引き合いに出しましたが、皆さんが不安やストレスを感じていることは、現実に起こっていることなのか、確認してみてはいかがでしょう。つまりは、高齢者の認知症とは違い「事実」と「真実・思い込み」を精査してみるということです。

以前、「群衆雪崩」でも申し上げましたが「マス(大衆)」は声の大きい又は多数の意見に引きずられる傾向にあります。最近の若者はテレビ、雑誌、ネットなどいろいろな媒体からある事象を多面的に見るようになってきています。

一方、私の様に四十路を超えている人間は、テレビで見た、新聞で読んだ内容を盲目的に信じてしまいます。しかしここに偏向報道があったらどうでしょう?そこには「事実でなく、情報発信者の感じた真実」が書かれているのかもしれません。

日常の生活も同じことが言えると思います。「信じる」ことは美徳です。しかし「盲目的に信じる」ことはご自身のストレスや不安を増大させることになりかねません。

ご自身でまずは事実なのかをしっかりと確かめること、噂に流されないこと。たったこれだけで、実は事実に基づかないで抱えていた不安やストレスは解消されるのかもしれませんし、いらぬ心配をしなくてもすむのかもしれません。

折に触れて思い出し、実践されてはいかがでしょうか?

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高﨑 陽介
横浜市内介護サービス事業者勤務人事担当
勤務特定社労士
http://blog.goo.ne.jp/fiveten46
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