盲点と行動

皆さんこんにちは。梅雨に入ったというのに今年はカラ梅雨なのか雨が降りません。会社員の私としては夜の間に降って、朝には止んでいるのが理想ですが、なかなかそうもいきません。同時に、私の住まいの海側に雨が降ってもダムがある山側に降ってくれないことには水ガメにも溜まらず取水制限になるかもしれません。
もっとも、地球規模の心配を毎日抱えても致し方ないので、雨ごいが良いところでしょうか?どうにもならないことを心配してもしょうがないのも、またストレスを抱えない一つの知恵なのかもしれません。さて今日は「盲点と行動」という視点でストレスと向き合ってみようかと思います。

ストコーマ

皆さんは「ストコーマ」という言葉をお聞きになったことがあるでしょうか?脳機能科学者・カーネギーメロン大学博士の苫米地英人さんの本によく登場する言葉なのですが、日本語訳すると「盲点」という言葉です。人間の脳は結構な確率でいい加減にできており、意識して何かをしようとしないと、自分の周辺で起きている出来事について気が付いていないことが多いことの事例に使われています。

例えば有名な絵として「ルビンの杯」というものがあります。(ネットで検索すれば実際の画像もご覧になれると思います)これはいわゆるだまし絵で、見る方によって「杯」に見えたり「向かい合った人」に見えたりします。
どちらに見えてもよいのですが、いったん「杯」を意識して絵を見ると杯にしか見えてこず、さっき見えていたはずの「向かい合った人」は見えてきません。

脳の認知機能

さて、実際に絵を見て試された方は不思議かもしれませんが、実は当たり前といえば当たり前で、例えば視覚でいえば見えている物をすべて実感としてとらえ続けているとなると、
莫大な情報量が頭の中に入ってきてパンクしてしまいます。そのため、脳にはある程度それを制御する仕組みがあるそうです。ですから、例えば車の運転などでも、前の車との車間や信号などには注意しますが、不注意してた横から出てきた自転車などには目がいかず事故が起こるのもうなずけます。

意識して行動してみましょう

 何かを行うときにただ漫然と行動して何かをしてもなかなかうまく結果が出なく、ストレスが溜まっている方もいるのではないでしょうか?仕事・家庭生活など様々な場面で漫然と過ごしてしまっていることが多いのは事実です。そこで一つ提案なのですが、ご自身にストレスがたまりそうだなと思うことがあれば、それを解消する何かを意識して行ってみてはいかがでしょうか。

協会の提唱する「不安やストレスを解消する七つの習慣」もストレスの少ない方が意識しなくてもできている習慣をご紹介していますが、実際に私も含め意識して行動に移せなければせっかくのツールも絵に書いた餅になってしまいます。

意識しすぎてその方がストレスになるという方もいらっしゃるかもしれませんが、すべてをいっぺんに行うというわけではありません。何か行動を起こすときにはその行動に動機づけをして、能動的に取り組まれることにより「やらされている感」がなくなり、ストレス軽減もされるのではないでしょうか?ストレスを抱える前に、是非無理なく少しづつ意識して対処してみてください。

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高﨑 陽介
横浜市内介護サービス事業者勤務人事担当
勤務特定社労士
http://blog.goo.ne.jp/fiveten46
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