桜ってスゴイ


みなさん、こんにちは。キャリアコンサルタントの奥 富美子です。

 「奥先生、上見てる〜。何見てるんですかぁ?」と学生から声をかけられました。私はよく、空を見上げて写真を撮ります。職場である大学キャンパスの木蓮の枝々を見上げると、むこうにチャペルの十字架が見えます。私が気に入っている撮影ポイントです。1月のまだ寒い冬でも、見上げると木蓮のつぼみがふっくらとしているのに気づきます。

 日を追うごとにふくらみは大きくなり、「春遠からじ」を感じうれしくなってきます。そんな変化を見ることが楽しくて写真を撮っているときに声をかけてくれたのは、今年の卒業生でした。あと少しで卒業だなぁとそのとき思いました。

 1年生のときの彼ら、大人しかった様子を思い出すと、4年間の年月の速さと若者の成長力に驚きます。先日の卒業記念パーティでは、美しい女性たち、カッコイイ男性たちになっていました。もう学生ではない。社会人となり仕事をする仲間になるんだと思うと、木蓮の開花と重なり、感慨深いものがありました。

 大学のキャンパスは、季節の移り変わりを感じられる場所です。木蓮が咲くと、次は桜です。スクールバスを降りて見上げる空は広く心地よいものです。チャペルに向かう道、校舎にむかう坂道は桜並木です。お花見はキャンパスで、と決めています。

 不安とストレスに悩まない7つの習慣入門講座を受講して下さった方が、こんなメールを送ってくれました。「桜ってスゴイですね。みんな上を向いています! 先日の講座で、電車に乗ると、みんなスマホをいじっているから誰もが下を向いているし、会社でも、目はパソコン画面とデスクの書類を往復していて、やはり下を向いている。ときどきは上を向きましょう。そんな話がありましたが、桜を見るときは、上を向いていますね。」

 ビルの高い所から下を見下ろすと、眼下は小さく見えます。上を見上げれば、広くて青い空が広がっています。いやな気分でずっといないように、区切りをいれましょう。そんな話を講座でしたのでした。

 メールをいただき、日本人でよかったと改めて思いました。私たちには「桜」「お花見」の習慣があります。無意識にも、桜の花を見るときは上を向いています。上を向いて、「あぁ、きれいだ」と感じると、「快」になっているはずです。日常生活で不快なことも少なくありませんが、そんなときこそ、あえて「快」を求めた行動をすることがおすすめです。特別にどこかに出かけなくても、この季節、私たちのそばには「桜」があります。

 自分なりの「不安とストレスに悩まない7つの習慣」の中に、「桜を見る」を確実に入れておきましょう。通勤通学の途中で電車の窓から「桜を目にする」だけでなく、どんなに忙しくても「歩いて、桜の花を見上げて眺める」をしてみてください。気分上々になるはずです。そして、その心地よさを誰かと分かち合ってください。一緒に見上げながら歩いたり、「どこそこの桜がきれいだったよ」と話したり、幸福感を分かち合うと、ますます幸福度が高まると思います。

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奥 富美子(おく ふみこ)
国家資格キャリアコンサルタント 
きゃりあす 代表
https://www.career-as.com/
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